中国の人たちは世界各国に暮らしている。そのためリトルチャイナと呼ばれるようなチャイナタウン、日本で言うところの中華街は、中国・日本はもちろん、世界中に存在し、中華料理はたくさんの国で食べられているもっともポピュラーな料理のひとつだ。外国に住む外国人、なんらかの理由により自分の国ではない国で暮らしている人たちにとって、世界各国どこででも手軽で気軽に食べられ、皆が慣れ親しむ中華料理は、とても大切な存在なのである。私が外国にいるときもやはり中華料理の存在は大きく、特に長期滞在をするときは「困ったときは中華料理」というくらい頻繁にリトルチャイナへ通った経験もある。私がいろいろな国のリトルチャイナを訪れた中でもカナダとカンボジアはレベルが高かった。カナダは外国人の永住権が取得しやすいため多種多民であり、島国日本では考えられないことだが、生粋のカナダ人の方が外国人より少ないのだ。そのため中国人も多く、リトルチャイナもビッグチャイナでとても活気があり繁盛していたからだと思う。カンボジアのある東南アジアは、中国の影響を直接的に受けている。ベトナムはアオザイを見てもわかるように文化も食生活もほとんど中国といっていい。ベトナム料理がメインなのはもちろんだが、国民性なども含め、すべてのものが半分中国といってもいい状況だった。カンボジアはフランスの占領下が長かったために、今でもフランス人がたくさん住んでおり、フランス料理店と中華料理店がとても多く存在する。このように外国人の多い国では必ずといっていいほど中華料理がおいしいのである。